「サクラにだまされた」出会い系サイトに5千万円 サクラ判別方法とは?
「サクラにだまされた」出会い系サイトに5千万円
ソース:産経ニュース
59歳の誕生日までに彼女が欲しい。そんな思いで登録した出会い系サイトに約5千万円もの大金をつぎ込んだのに、相手の女性はサクラだったとして、関西地方に住む60代の男性がサイト運営会社に対し、支払った金額分の賠償などを求める訴訟を裁判所に起こした。男性はサイトを通じて「女性」と連絡を取り合ったが、会う約束をしてもドタキャンされるばかり。さらに「悪者から女性を助けるために必要」などとポイント購入を要求されるなどしていた。「女性はサクラに違いない」という男性の訴えに対し、サイト側は「実在の女性だ」などと反論。果たして裁判所はどちらの言い分に軍配を上げたのだろうか。
産経ニュースで報じられた、出会い系サクラ詐欺に関するニュースですが、裁判ではサクラと判断しサイト側に支払い分の賠償などを命じました。この事件の被害者である男性は3年間もの間、同じサクラと話を続け大金を騙し取られていました。
途中でサクラと分かるポイントが沢山あったはずですが、同様に長くやり取りを続けてしまう人は多いです。私が見てきただけでも、同様に何年もやり取りしたり、不可解な対応にも応じたり、数千万つぎ込んだりと言う男性がいました。
今回の事件の被害者に対応したサクラを判別する方法
サクラとのやり取りの中では、サクラと判別すべきやり取りは幾つも出てきているので、今後の為に皆さん覚えておきましょう。また、同様のやり取りを行っている人は直ぐに、そのやり取りや、そのサイトを利用する事をを止めましょう。
1.1ポイント10円で、メールの送信は22ポイント、受信は24ポイント。会員のプロフィル写真を見るだけでも30ポイントを消費してしまう。
被害に遭ったサイトではメール1通220円、受信240円ですから、1往復460円も掛かるぼったくりサイトです。プロフィールを見るだけでも300円も掛かります。優良サイトではメール1通30円台~60円台程、プロフィール閲覧は無料~10円程度です。値段だけでもサクラがいる悪質サイトだと判別できます。
2.2回会う約束をとりつけたが、いずれも直前でキャンセルされてしまう。 うち1回の理由は「急用」というありがちなものだったが、2回目の理由は「悪者に追いかけられているため、身動きがとれない」。
約束をしても会えないのでサクラは必ずキャンセルするか酷い対応だとすっぽかします。サクラではなくても会う意思が無い場合も同様ですが、そういう人は幾らやり取りしても会えないのでサクラと割り切ってやり取りを止めるべきです。少なくとも会える段階、初めてキャンセルされた段階でプライベートの連絡先くらいは一般人なら教えてくれます。
3.男性の場合、あやかに加え、「佑美」(仮名)と名乗る人物が登場する。
事務所内で男性データは共有したり、同じサクラが様々なキャラを動かしているので、事情を知った様な別人が合わられる事は多々あります。
4.佑美は自らを超能力者だとして、「あやかを悪者から助けるために必要」と訴え、こんなメールを送ってきた。「『ズーロア・ドッテイナユ』これを10回伝えて!」
普通なら事件なので警察に通報しましょう。通報されるとサクラは困るので絶対に断りますが。こんなメールはサクラしかしません。反対から読めばユナイテッド・アローズ=洋服屋さんですが、おじさんには分からなかったみたいで…。これ系で捕まっているおじさん過去に見た事ありますが、サクラ以外では有り得ませんから。
5.佑美は「ポイントなければどうするの?それくらい自分でわかるでしょ?」とポイント購入を催促
一般人がポイントを買えと催促する事はありません。
6.さらにこの2人に加えて第三の人物も登場
2人目と同様です。
7.『解読』『PASS』などの言葉をメール送信するよう要求した。ほかにも「大金をあげるから」と特定の数字や記号をメールで送るよう指示されたこともあった。
こういう要求にも応えると言う事は、よく迷惑メールである大金を差し上げます、〇億円を譲りますと言う典型的な支援系詐欺にも引っ掛かるタイプでしょう。サクラしかまずあり得ませんから。
8.裁判所は判決理由の中で、サイトに登録されている女性のプロフィル写真の一部が、香港や台湾の女性モデルだったと認定。
当サイトでも何度も注意していますが、画像があるからと安心してはいけません。悪質サイトは国内外問わずSNSから無断で顔写真を引っ張ってきたり、加工して利用したりしています。
出会い系のサクラだと気づけるポイントは山ほどあった事件ですが、そのままズルズルと行ってしまった様です。同様のやりとりが1つでもあればサクラと判別する様にしましょう。